皆様、はじめまして。コミックで手軽に学習効果の高い研修ができる「コミックラーニング」のコミック編集室です。
今日は「原因はコレだった!ハラスメントがなぜか多発する職場の共通点とは?」と題してお届けします。ハラスメントが起こらない職場と、起こる職場は何が違うのでしょうか?
なぜハラスメントが発生するの?
原因は「職場の偏った判断基準」にあり!
あなたの職場でも
- 「あの人がそう言うなら仕方がない」
- 「あの人はそういう人だから」
- 「役職者が言うならみんなも逆らえないだろう」など…
このように「誰がやったのか」、「誰が言ったのか」という点を重視して判断しているケースはありませんか?
実はこのような職場こそ、ハラスメントが起きやすい職場であることがパーソル総合研究所の調査(図1)からみえています。
図1:ハラスメント被害者が属する組織の特徴
出所:パーソル総合研究所「職場のハラスメントについての定量調査」
図1のように「同じ内容でも、誰が提案するかによって通り方が異なる」、「トラブルは原因究明より先に誰がやったのかがチェックされる」、「好き嫌いで評価される」など、同じ職場でも人により扱いに差が出ることは従業員の格差意識や不満の助長に繋がります。
役職者・上司やリーダー・業務成績が優秀な人は発言や行動が正当化されやすく、役職者ではない・業務成績が振るわない人があまり相手にされないような職場環境では、役職者や上司・リーダーなどの立場にある人がハラスメントをしても、ハラスメント行為が見過ごされることが多くなります。
このような組織では、役職者や上司・リーダーの問題発言や問題行動よりも、ハラスメントの原因が「被害者」に求められる傾向があり、ハラスメントが組織全体の問題として認識されにくい状況を生み出しているのです。
ハラスメント防止の鍵は「評価制度」と「社内研修」
ハラスメント防止のために必要な対策は2つあります。
- 職場の価値観・評価基準・コミュニケーションを見直す
「誰が言ったか」、「誰がやったか」を重視する職場では、どうしてもその人の地位や影響力によって行動や発言が評価されがちです。
状況を改善するためにも、役職者や上司・リーダーなどが率先して「誰がやったか」ではなく、業務に必要な「事実に基づいた評価」を重視する職場作りをすることが重要です。
現場では、上司・リーダーと部下がコミュニケーションを取り、お互いの考えや意見を積極的に理解しようとする姿勢が必要です。
そして、会社全体としては一貫性・透明性のある人事評価制度を導入し、従業員がわかりやすく納得できる評価の仕組みを構築すると良いでしょう。 - 研修でハラスメントをする人の心理を知る
ハラスメントが起きやすい職場は、そもそも「ハラスメントの基礎知識が理解されていない」ことが多いです。全従業員に「ハラスメントとは何か」「職場のハラスメントリスクを高める発言や行動がどんなものか」を知ってもらうことが、ハラスメント防止に繋がります。
ハラスメント防止のための研修では、職場でよく起こる事例を用いたロールプレイが非常に有効です。
「なぜこのような発言をしてしまったのか」、「言われた相手はどう思うのか」、「正しい職場のコミュニケーションはどのようなものか」と立場が違う相手の心を理解することで、全ての従業員が職場における自分の行動や言動を見直し、ハラスメントを予防する組織風土を作ることができます。
最後に
「コミックラーニング」ではコミックを利用したハラスメント研修をご提案しております。
どのような言動・行動がハラスメントなのか「具体的なシーン」をイメージさせ、感情の擬似体験をすることでハラスメントを「自分ゴト化」できる最適な素材が「コミック教材」です。
「研修資料を作っても、なかなか読んでもらえない…」
「研修を実施しても手応えがない…」
そんなお悩みを持つ社内研修のご担当者様は、ぜひ「コミックラーニング」の導入をご検討ください。
コミックラーニング編集室を運営する「コミックラーニング」では、「パワハラ」「セクハラ」「マタハラ」「モラハラ」などがコミックで楽しくわかりやすく学べる研修を提供中です。興味を持って頂いた方は、
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